2012年4月23日月曜日

Audio-Ampネタ4 ハム音対策に移る。

さて前回までに、チュナーは治りました。第1段階クリアーです。

次は、ハム音対策です。
真空管アンプを自作されている方ですと、このハム音発生した時の対策は非常に難関だと書かれている記事をいくつも目にします。
もう1度、ハム音の現象を確認します。
  1. AB級ではハム音が出ない。
  2. A級に切り替えると、ハム音が出る。
  3. ただしA級のハム音は一定量であり、VOLの増減に追随していない。
この3が何かを暗示している。
そこでもう1度、基板を見てみると、ふと別なことに気づきました。
トランスの横に、大きな電解コンデンサが2個立っています。
電源平滑用の35V4700μFです。
そのコンデンサの根本をよく見たら、何か滲みだしているような後があります。

その時、現象を認識しておきながら自分はその見つけたものに気を奪われたのでしょう。
ハム音はこの電源平滑用の電解コンデンサだと決めつけました。
後は、また首都圏に出向くタイミングを待って、このコンデンサ2個を再度千石電商で調達です。お値段は2個で・・・・・・¥300-   (笑)

その晩、交換しました。
しかし・・再度組立で試聴してみるとハム音は相変わらずです。
液漏れを起こしていたと判断した電源平滑用のコンデンサは、実はメーカーで製造時に接着剤で仮固定されて、リフロー(ハンダ付け)されたのでしょう。
そのはみ出した接着剤を液漏れと誤判断したものと結論づけました。

再度もう1度回路を見直します。
今度は、トランスからメイン基板に入った直後の回路を見てみると、12Vやら30Vとかのマーキングが入っています。
それに発生する熱のせいでしょうか?、基板が黒く変色している度合いが大きい。
特に現象3のハム音はVOlの増減に対応しないというところが、引っかかりました。
仮に信号回路にハム音が混じっていたら、Volのコントロールで変化するはずです。
ところが、Volを上げると本来のソースの音が上がるのに対して、ハム音は上がらず大音量だとハム音は気になりません。
しかもこれは、A級だけ。
AB級ではVOLゼロにしてもハム音は聞こえません。
ここで一つの仮説が出来ます。
A級モードでは、バイアス電圧が常時トランジスタの増幅範囲の半分位まで掛かっています。
AB級では、バイアス電圧は掛かる物の、大きくは掛かりません。
このバイアス電圧に仮にハムが載ったら・・・・可能性があるなぁと思い始めました。
なにせ計測器も無いのですから、回路に詳しい人から見たら、何バカ言ってんだよと言われそうですけど、それはご容赦。
そこで、やはり電源基板と思われるあたりのコンデンサを再度リストアップして、3度目の挑戦で、秋葉原に出撃です。

もうここまで来ると、直らないという弱気な心はどこへやら、まだ結論出ていないのに『必ず直る』という確信めいた気持ちが出てきて、悪魔の囁きは相変わらずですが、もう放り出す気は起きてません。
多分、3回目でハム音は直るという確信が勝手に芽生えると、それならついでに最後のA級・AB級切り替えで、A級に変化がない問題も一緒に部品調達しちゃえと欲が出てきます。

そこで秋葉原への出撃を一旦辞めて、A級回路の部品リストづくりをしようとしました。

ところが、ここで再度の問題発生。
A級回路は、メイン基板にソケット状の物で垂直に立っています。
しかもそのソケットは2個。
PCのマザーボードに差すビデオカードみたいな形です。
当然、A級回路基板をメイン基板から外してから、作業したほうが効率良い訳ですが、この基板が・・・・外れない。
PCの拡張基板を引き抜く時のように引っ張ると、メイン基板が弓なりに反っちゃう。
それ以上力を入れるとメイン基板のパターンが今にも裂けるか、基盤ごと割れそうです。

これには参った。
まさか基板を挿したまま、はんだ付けするのか?
出来ないことは無いけど、非常にやりにくい。
とにかく、リストは作りましたが、部品を調達してもやりにくくて、ギブアップしそうです。
しばらくどうしたらよいか検討しました。
結論は、コネクタ部のラッチを細いドライバを刺して間隔を開け、引き抜くので無く、メイン基板とA級基板の間にドライバーを差し込んで、てこの原理で押上る。
これでうまく外れました。
引いてもダメなら、押してみなって事で、ここではサラッと書きましたが、これにたどり着くのにやや3日も掛かってます。
そして数日後、都心に出る機会があったので、3度目の千石電商です。
今度は、電源回路とA級基盤の全コンデンサです。お値段は・・・¥600-


その晩、いそいそと交換を始めました。
前日から、目を休ませるようにして、画面などを見ないようにしてたせいでしょうか?

あまり目もショボショボせず、3時間で取り替え完了です。

再度、組立です。もうこの辺からドキドキです。
大丈夫かなぁ・・もしも変化なかったら・・次は何に手を付ける???・・・

さて組み上がりました。
TVのアンテナ線をFMに繋ぎ込み、AUXに適当な音楽PLayerを繋ぎ込んで、スピーカーは接続せずに、ヘッドフォンを差し込みます。

電源ONします。問題なく起動します。ドキドキ
音楽PLayerを起動し、再生が始まる。
それからヘッドフォンを付ける。この付ける時は心拍数が高かったなぁ・・

音楽聞こえます。

Volを下げる・・・・・

ハム音・・・・・無・・・・し・・・・オッ!!

慌てて、入力セレクターを、未接続のチャンネルに変更。
VOlを最小・最大間で変化させても・・・ハム音は・・・・無・・・し・・・

バンザーイ!! \(^o^)/

一番やっかいな現象である、ハム音が直ったのです。

いやぁ、それを確認した時には、腰から力抜けました。

その晩は、自分の好きな音楽を片っ端から掛けながら、飲みましたねぇ。

高級品のアンプを直したわけでは無いですが、自分としては、苦労に苦労を重ねて、何度ももう1台ヤフオクで落とせばという誘惑を振り切って、ついに満足する結果を得たので、もうめちゃくちゃ嬉しかった。

一言、諦めなくて良かったァ・・・ですね。

ということで、ここではサラッと書いてますが、このアンプ10回以上分解して、事実上コンデンサは全交換に近いので、ほぼ回路的には新品かも・・・

この4回シリーズは、3ヶ月間のネタでした。
この3ヶ月間とっても楽しかった。











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