2012年4月20日金曜日

Audio-Ampネタ3 修理着手

前回までの続き。
入手した1台目のアンプが、分解したところ症状が悪化したことと、2台目のアンプを調達し、事実上予定の計画が達成したところまで、書きました。

さて第3回目 修理着手

入手したアンプR-7Pro及びR-SG7は2000年以前に発売された物です。
分解してすぐ気が付きましたが、現在のような積層基板にぎっしりとチップ部品やICがギュウギュウ詰めではありません。
単なるエポキシ基板にICが1個か2個、その他はトランジスタや抵抗、コンデンサ、コイルが間隔を開けて並んでいるだけです。

そこで、何が原因となって、『チュナーが動かない』、『ハム音が出る』、『A級AB級の切り替え差異がわからない』か・・・
もし仮にICやトランジスタがぶっ壊れていれば、チュナーが動かないという現象以外は、全く違った症状を出すと考えました。
つまり、ICやトランジスタが壊れたわけではないと・・・
そうなると残るは、抵抗・コンデンサ・コイルです。

抵抗やコイルは、一般的に経年変化はあんまり考えられないので、犯人はコンデンサの可能性が高い。
特にこれもネットで調べればわかりますが、電解コンデンサが経年変化で劣化する現象が数多く報告されています。

計測器も無い・回路図もない・情報もないの3無い状態で、機器を修理する場合、とりあえずはコンデンサを疑え・・これが自分の出した結論。

こんな事を考えている時間が、とっても楽しかった。

ということで、着手します。
まず、順番として以下のように考えました。
  1. まずチュナー基板のコンデンサをすべて変えてみる。
  2. 1.がうまく入った場合、ハム音対策で電源回路のコンデンサをすべて変えてみる
  3. 2.がうまく入ったら、A級回路のコンデンサをすべて変えてみる。
計画としては、一気にやればいいじゃんと言われそうですが、朝から晩まで掛かりっきりでやれるわけでもないし、商売としてやるわけでもなし、遊びです。
ステップ・バイ・ステップで楽しめば、ステップクリア毎の感動を3つも味わえるんだからと想ったんですねぇ・・

し・・・・・か・・・・し
人間の頭の中には、良い自分と悪い自分という2つの存在があります。
こんな感じ。

悪い自分
『こんな悠長な事するなら、もう1台落札してフロントパネルだけ入れ替えりゃ苦労しなくていいぞ』

悪い自分はさらに追い打ちを掛けます。
『チュナー基板だけ、もう1台落札して交換すりゃいいじゃん』

俗に言う『悪魔の囁き』です。
毎朝ヤフオクのウォッチリストにジャンクだけれども、同型機が出品されているのを見ると、上記のような悪魔の囁きが、頭をかすめるのです。

これには正直参った。
一人でブツブツ、その誘惑には負けないとか、せっかく縁があって我が家に嫁いできたんだから、最後までやるんだとか・・自問自答です。

はた目からみたら、このブツブツ言っている親父、おかしくなったとおもわれるでしょう。

この悪魔のささやきを逃れるために、チュナー基板のコンデンサリストを作りました。
同時に載っかっているICの型番からネットでデータシートを入手して、読んでみると1箇所だけICのピン間にコンデンサが入っているところがあり、しかもそのコンデンサの仕様が厳密に規定されているように読めたのです。
そのICはPLL(Phase-locked loop)を担当するICであり、仮にこの1個だけ重要視されているコンデンサが容量抜けとかしていたら、正常な周波数がロック出来ない→サーという音になるという仮説を立てたのです。
しかしコンデンサを1個だけ調達して、ダメだったらまた別なコンデンサを調達してという事やっていたら、いくら電車賃や通販の運賃費用が掛かるわけですから、この際一気に交換することにしたのです。
個数は26個・・・想定入手価格は・・・¥300-・・(笑)

そして都心に出るついでの時を見計らって、秋葉原の千石電商で調達です。

その晩、交換作業を開始しました。
やや1時間掛かって、PLL-IC周りを中心に半分の15個を交換したところで、またまた想定外の理由でギブアップです。
目がショボショボしちゃう。
これには参った。
老眼入った目には、たとえ部品間隔がゆるゆるの基板ですら、ぼやけてきます。
と言うことで、その日はそこで辞めました。

翌日は悪魔の声は、また囁きます。
『おい、また作業再開か・・どうせ交換しても治らんぜ。諦めろ』
この悪魔の声に負けてしまった。
途中にも関わらず、チュナー基板を戻して、電源を入れてみたんです。

そうしたら・・・・・『ラジオが聞こえる!!』
もういきなり、ガッツポーズです。
確かに、AM-FMどちらもOK.・・・
心なしかハム音の出ないAB級モードだと音がクリアーなような気もします。

まぁこの辺は定量的な比較ではないですし、まさか治るとは思っていませんでしたから、浮かれ上がって、いい音に聞こえたんでしょう。


とにかくやったぜぇと一人ニヤニヤしながら、あちらこちらの放送局を聞いては、喜んでました。

さて、ここで余談ですが、私の居住地は埼玉です。
一般的なフィーダー線や屋外アンテナで聞こえるのは、地元のFM Nack5、東京のJ-WaveやTokyo-FM、FM-千葉はノイズ混じり、FM横浜は全く聞こえません。
しかし部屋にあるテレビ用アンテナ端子からケーブルを引いてきて、R-7Proのアンテナ端子と繋ぎ込むと・・・・すべてフルスケールで聞こえます。
これはJ-COMと契約しているので、j-Comのサービスの一つにFM放送の中継という内容があり、首都圏各FM局がほぼノイズレスで聞けるというわけです。

これに気がついたのは最近の事で、契約書を読まなかったツケですね。

中継ですから、周波数が被らないよう微妙にずれてます。
Tokyo-FMは80,0Mhzですが、我が家では80.50Mhzとか、ちょっとずれていて、最初の頃はなんで80.5なんだと?、首をかしげました。

続く ついにハム音を克服!!

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